PLiCyゲーム制作のための発想法 - 奇想の美術・デザイン研究所

PLiCyとは、誰でも手軽にアクションゲームなどを作れるサイトの名前です。ウェブ上で無料のエディターを編集し、公開するだけなのでゲーム制作ツールの用意も必要ありません。
本記事では、管理人がPLiCyで制作しているアクションゲームについて、どのような発想法で制作したのかを解説します。
主に次のような発想で、遊び心のあるゲームデザインをしています。ぜひ、PLiCyでゲームのアイデアを考える際の参考にしてみてください。

たとえば「ゆめいろ☆パラダイス」は、時間が経つと消える床からスタートします。このような仕掛け(ギミック)を多数盛り込んでゲームを制作しています。
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たとえば、「ゆめいろ☆プラネット」ではさまざまなクイズを解く、「ゆめいろ☆フォレスト」ではたぬたぬを11匹探し出すというミッションを設定しています。他にも謎解きなど、発想次第で色々なミッションを設定可能です。
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迷路を作ることは、アクションゲームの定番とも言えるでしょう。「ゆめいろ☆ラビリンス」は、スタートからゴールまで迷路となっているステージです。
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お化け屋敷のように、「恐怖」や「闇」をテーマにすることも、遊びを考える上で役立ちます。
「ゆめいろ☆ダークネス」は暗闇の中を進んでいくステージとなっており、どこに何があるか分からないコースに恐怖や不安を感じることでしょう。このようなデザインは、人間の「怖いもの見たさ」という好奇心を刺激することができます。
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「ゆめいろ☆プラネット」は、「太陽→水星→金星→地球→火星→木星→土星→天王星→海王星」と進んでいく内容ですが、隠しルート(ショートカット)や隠しゴールとして秘密の惑星も用意しています。このように、隠し要素を盛り込むことで探究心を掻き立てることができ、ゲームがより楽しくなります。
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自らの趣味の世界や空想の世界を具現化できるという点も、ゲーム制作の魅力です。
管理人はジラーチが趣味なので、『七夜の願い星 ジラーチ』のファウンスのモデルとなった武陵源を「武陵源アドベンチャー」で具現化しました。
また、「ゆめいろ☆マウンテン」のように、自分の頭の中に思い描いた空想の世界(この作品では空想の山)を具現化したりもしています。
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既存のゲームを引用して自分なりに再構築するという発想もあります。
たとえば「タイムリミットエレベーター」は、1995年10月17日〜2000年3月28日にテレビ朝日で放送されていたバラエティ番組『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!』に登場した競技であるタイムリミットエレベーターを引用しています。
また「絶◯要塞」は、富士急ハイランドのアトラクション「絶望要塞3」(現在は営業終了)を引用しています。
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ゲームの内容だけでなく、ゲームタイトルのネーミングも重要な要素です。適当なネーミングだと完成度が低い印象を与えてしまいます。

管理人が制作したゆめいろシリーズは「ゆめいろ☆ラビリンス」「ゆめいろ☆パラダイス」「ゆめいろ☆アイランド」「ゆめいろ☆キャッスル」「ゆめいろ☆プラネット」「ゆめいろ☆ダークネス」「ゆめいろ☆カーニバル」「ゆめいろ☆コロシアム」「ゆめいろ☆フォレスト」「ゆめいろ☆ハイスカイ」「ゆめいろ☆マウンテン」「ゆめいろ☆ダンジョン」の12個ですが、すべて「ゆめいろ」の後に5文字のカタカナ語を入れています。

ネーミングを考える際、ほかにも「スタジアム」「ジャングル」「ボルケーノ」「サーキット」「アンノーン」「スペシャル」などのカタカナ語が浮かびましたが、「ゆめいろ」と組み合わせたときの響きや、ゲーム内容とのマッチ度を考えて12個厳選しました。
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遊びには、ただ娯楽として楽しむだけではなく、その遊びを通して学びを得ることができるという効果もあります。
たとえば子どもの頃にトミカで遊ぶことによって、交通ルールなどを楽しみながら学べるので、大人になって車を運転する際にも役立ちます。
このようにゲームや玩具には「非現実を通して現実を学ぶことができる」というメリットがあるのです。
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