東京ディズニーランドは言わずと知れた有名なテーマパークですが、非日常性を演出するためにかなり凝った工夫がなされています。本記事では、そうしたディズニーランドの非日常性について解説します。
ディズニーランドが非日常性を演出するために行なっていることは、大きく分けて次の5つです。
以下の内容を徹底することで、ディズニーランドは完全な非日常世界を維持しています。
ディズニーランドの園内からは、外にある建物や自然などの景色が一切見えないようになっています。園内のどこからも外界の風景が見えないように作られているので、相当なこだわりです。
ディズニーランドにある樹木はほとんどが落葉しない常緑樹で、花も常に満開のものに植え替えられています。「植物が枯れる」という現実味のある風景を見せないための工夫です。
園内に落ちたゴミは「カストーディアル」と呼ばれる清掃スタッフが速やかに回収しています。また、トイレも常に清潔な状態が維持されるよう清掃スタッフがこまめにチェックしているので、汚れていたり紙がないといったことがありません。園内は常に清潔な状態に保たれています。
園内の風紀を乱すような来園者が入園できないようにするために、ディズニーランドはチケットの料金が非常に高くなっており、ディズニーランドに向かうまでの交通費も高く設定されています。ヤンキーのようなタチの悪い人間はお金を持っていない人が多いですし、お金を持っていたとしてもわざわざお金をかけてディズニーランドに悪いことをしに行こうとは思わないものなので、この点に着目して上手く排除しているというわけです。
ディズニーランドでは全身仮装がNGとなっていますが、小学生以下の場合は許可されています。ただし、その場合もディズニーの世界観が壊れないように、ディズニーのキャラクター以外の仮装は禁止されています。
大人が一切禁止なのは、実際のキャストと間違われやすく混乱を招くためです。ただし、ハロウィンなどの期間は大人でもディズニーの全身仮装が許可されるようです。