岡本太郎は著書
『今日の芸術:時代を創造するものは誰か』において、上手く描く必要はなく、下手であっても誰もが表現のよろこびを噛みしめるべきだと述べました。
上手く描くということは、よくよく考えてみれば無意識のうちにどこかに「基準」を求めていることになるので、絶対に何らかの作品の真似になります。そうではなく、自分の表現したいありのままを作品にぶつけることが芸術表現の本質であり、そのことを岡本太郎は「爆発」だと言ったのです。
つまり
「芸術は爆発だ」の意味は、何物にもとらわれず自分が表現したいと思うありのままを作品にぶつけるということ。このことを踏まえれば、たとえ突飛な表現であってもそれが本当に自分の表現したいものであるならば、堂々と表現すべきだと言えます。
実際、岡本太郎の作品(例:森の掟)も一見するとよく分からない突飛な表現に見えますが、彼なりの哲学があります。
詳しい内容は、岡本太郎の著書『今日の芸術:時代を創造するものは誰か』を参照。