マイナスな要素をあえて活かし、デザインの力でプラスに変換することができます。
本記事ではその一例として、「傷などの活用」「悪環境の活用」「不用品の活用」の3つを紹介します。
★傷などの活用
壁やドアに傷・凹みが生じてしまった場合、どうしても完全に修復することは難しい場合があることでしょう。そんなときに、猫型のシールなどで隠してしまえば「傷・凹みのおかげでよりオシャレになった」とプラスに捉えることができます。身体の傷や服の汚れなどにも適用できる、逆転の発想です。
猫型の壁穴隠しシール
画像出典:HAPPY STICKER
隠すこと以外にも、傷や汚れを絵の一部にしたドローイングを加え、あえて「魅せる」ということもできます。
たとえば、うっかり服に墨汁をつけてしまってどうしても落ちない場合、下記のように筆文字を服に書いてしまえば気にせずに着続けることが可能です。
服の汚れを逆手にとったアイデア
画像出典:櫻井書道教室
★悪環境の活用
「暑すぎる」といった悪環境も、工夫次第で楽しむことができます。
たとえば首の冷却スカーフは暑さ対策のグッズですが、オシャレなデザインのものが多くファッションアイテムとして取り入れることが可能です。これは「暑さのおかげでオシャレを楽しむことができる」というように、マイナスな物事を逆手にとったデザインと言えます。
ひんやりクールスカーフ
画像出典:楽天市場
★不用品の活用
不用になったモノも、工夫次第で利便性の高い道具として再生できます。
たとえばフリースやストッキングは静電気が起こりやすいアイテムなので、不要になってもこの性質を活かして掃除用具として再利用することが可能です。フリースが使われたアウターやひざ掛けを手のひらサイズに切れば、ホコリ取りクロスに。また、ストッキングを針金ハンガーに被せれば、エアコンの上や冷蔵庫の下のホコリ取りグッズになります。
不用品を活かし、新しく何かを買うよりも便利なアイテムを生み出すという逆転の発想です。
フリースの再利用
画像出典:Domani
ストッキングの再利用
画像出典:Domani
本記事で紹介したアイデア以外にも、工夫次第でさまざまな「逆転の発想」ができることでしょう。
ぜひ、マイナスな物事を悲観的に捉えず、デザインの力でプラスに変換できないかどうか考えてみてください。