普段とは違ったものの見方をすることで、意外な発想が生まれます。
例として、心理学用語の1つに
「カラーバス効果」というものがあります。「カラーバス効果」とは、
ある特定のことを意識すると、日常の中でその特定のことについての情報が自然と目に留まる現象のことです。たとえば、「赤」を意識して周りを見渡すと、途端に赤いものがたくさん目に留まるようになります。
こうした観察眼を持って身の周りを観察してみると、創作のための面白いアイデアが見つかるかもしれません。たとえば日常の中の「赤いもの」や「黄色いもの」のみを写真に撮って作品にするだけでも、意外性のある立派な作品になります。
以下の画像は路地裏の光景ですが、赤や黒など特定の色に着目してみると、その色がどんどん目に入ってくるのではないでしょうか?
「カラーバス」は「color(色)」と「bath(浴びる)」を組み合わせた用語ですが、色に着目すること以外にも、特定の形のものに目を向けてみたり、外を出歩くときに上を見上げて電線に着目してみたりといったこともできます。
ありふれた光景も見方次第で異なる様相を見せるので、ぜひ「カラーバス効果」を意識し活用してみてください。